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タガメ飼育3

2017年10月27日

2017年10月26日の記事「タガメ飼育2」に続く話です。

(2017年10月の話)
2匹だけになってしまったタガメ終令幼虫、なんとかこいつらだけは無事に成虫までしたいと思っていた。タッパーが狭いのか、エサが悪いのか、水が悪いのか、寒いのか、なにが悪いのか考えてもわからない。

何か変えてみようと一時、2匹をとなりのゲンゴロウ水槽に入れてみた。

娘曰く「とっても生き生きしてる」とのこと。
この水槽で一緒に飼えるかなと思ったが、タガメが捕まえた魚をすぐにゲンゴロウが奪っていたのを目撃し、同居は無理だと分かった。

そこで、
水槽たちあげ
急遽、新しい濾過水槽(30cm)立ち上げ


水槽のタガメ幼虫
2匹ともしばらくは元気で餌も食べていた。なぜか1匹はやたら水から外に出たがる。

ある日、出たがりのやつが水から出て木に登ったままでいた翌朝、仰向けで水底に沈んでいた・・・


とうとう最後の一匹になってしまった。
最後の幼虫
餌も派手に食べず、動きもあまり無い、おとなしめのやつ。金魚を食べずメダカを食べていた。



1匹になって5日目、体色が濃くなってきて、その翌日には赤みがかってきた。
赤くなってきた幼虫


翌日、羽化しそうでしない。エサは3日ほど食べてない。
羽化の時に失敗して死ぬ個体も多いとネットで読んでいたので不安だったが、

翌朝












羽化
祝 ヾ(o´∀`o)ノ 羽化!

羽化2


嬉しかったと同時に無事羽化できたことにホッとした。

新成虫1
羽化のその瞬間は見れなかった《ら抜き表現》が、羽化間もない新成虫の姿は見ることが出来た。


新成虫2
翌日には体色は黒くなっていた。


結局、成虫まで育てられたのは1匹という結果だった。

何十匹も羽化させている方のブログなどを拝見すると本当に感心します。


2017年11月1日の記事「タガメとお別れ」に続きます。
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タガメ飼育2

2017年10月26日

2017年10月25日の記事「タガメ飼育1」に続く話です。

(2017年9月の話)
黄緑色だった生まれたばかりのタガメ幼虫は、翌朝には黒い縞模様になっていた。
1令幼虫

1令幼虫なのに自分より大きい獲物をがしっと捕まえる。
1令幼虫2

しかしいざ育ててみるとやはりなかなかうまくいかない。毎日水替え、餌やりしていて共食いもないのに日に日にどんどん死んでいく。

1令→2令脱皮
1令→2令の脱皮

2令幼虫たち
少し小分けにしたり工夫しようとしたが、この格子枠だとエサメダカも2令幼虫も通ってしまう・・・

2令幼虫このときすでに半分の26匹

2令→3令脱皮
2令→3令の脱皮

2令幼虫と3令幼虫
2令幼虫と脱皮直後の3令幼虫

3令幼虫までいったのは全部で16匹


3令幼虫
3令幼虫になるともう「やばいやつ」の雰囲気が・・・


3令→4令脱皮
3令→4令の脱皮

4令幼虫
4令幼虫までいったのは全部で8匹。タッパーに小分け。


4令→5令脱皮
4令→5令(終令)の脱皮

終令幼虫までいったのは4匹

終令幼虫
5令(終令)幼虫は元気そうだったし、これはこのままいけるかなと思った矢先、2匹死亡。残り2匹になってしまった。


これはピンチ


2017年10月27日の記事「タガメ飼育3」に続く

タガメ飼育1

2017年10月25日

2017年10月16日の記事「初めてのタガメ採集」に続く話です。

(2017年8月〜2017年9月にかけての話)
夏休みのあいだ飼っていたタガメ、川魚などの餌をとってくるのもなかなか面倒だった。下水や田んぼの水が流れ込む川の魚をやるのははばかられたので山の水だけの川までエサ用の魚を捕りに行っていた。
水槽のタガメ
それでもすぐ食べてしまう(タイコウチ、ミズカマキリも飼っていた)ので、メダカや金魚も買っていた。エサ代もかさむし、うちの近所のホームセンター、よくメダカ・金魚を切らす・・・・

まだまだタガメ達は元気だし、もうすぐ秋になるし、元の場所に返しに行くかと子供と相談していたところ、

産卵した・・・・

タガメ卵と護る♂
図鑑で見たとおり、♂が卵塊を守っている様子も伺えた。しかし孵っても育てられないと思い、この卵は守っていた♂とともに、虫が大好きで大切に育ててくれる人に譲った。残り3匹。



しばらくするとまた産卵した・・・・

この卵は♂が世話しなかったのでダメかなと思いながらも一応水を毎日かけていた。

すると6日目の夜、なんか卵の様子が違う!

タガメ孵化1
目の黒い点々が見えて、ちょっとずつ出てきて、

タガメ孵化2


タガメ1令幼虫1
いっせいに孵化!! (本当にいっせいにするんやな・・・)

バラバラと水槽に落ちた幼虫を集めて見ると約50匹。孵化させた責任もあるしこれは育ててみるしかない。


このとき残っていたタガメ成虫は大切に育ててくれるまた別の人に譲りました。


2017年10月26日の記事「タガメ飼育2」に続く

ドライブがてら

2017年10月17日

15日の日曜日、朝からあいにくの雨でした。家にいても娘受験生の邪魔になるので息子と息子の同級生と3人でドライブがてら県北に採集・観察に行きました。

三カ所、池にゲンゴロウトラップを仕掛けた。どれも溜池。


池1は木々は近いものの水草も無い小さめの池でなんか新しそうな池。

結果
イモリが2匹。写真なし。これは息子の同級生が連れて帰って飼うことに。


池2は大きくて水鳥もたくさんいたけど水草も覆っていない池、
池2
期待はしてなかったけど、やっぱり予想通りスカ。息子同級生の長靴にヒルがくっついてたので取りました。



池3は里山までもいかない里の中の溜池だったけど、山の際で水草がいっっぱいの池。岸からでもイモリ、ガムシがいっぱい見れる池だったので、

予想:イモリが何匹か入ってるかも?
ガムシ池

結果:ガムシ20匹 

「うわーーー」
「うわーーー」
「・・・・・」

ガムシいっぱい

ガムシ池と名付けた。

よく見るとマメゲンゴロウも2匹入っていたので連れて帰った。

初めてのタガメ採集

2017年10月16日

(2016年秋〜2017年8月にかけての話)
2016年頃から息子が水生昆虫に興味を持つようになった。そうすると水生昆虫の王者、タガメを見たい、捕まえたいということになるのは必然だ。

しかし私もタイコウチ、ミズカマキリ、コオイムシまでは昔良く捕っていたが、タガメは展示などでしか見た事がない。そこでネットで情報を集め、このあたりにはいるかも知れないという見当を付けた。それが2016年の秋頃。

その場所ではタイコウチ、ミズカマキリ、コオイムシ、ガムシ、クロゲンゴロウ、シマゲンゴロウなどは良く捕れたが、やはりタガメは見つからない。近くの川ではオヤニラミの稚魚とかもいっぱいいるような良いところだったのに。近くで作業されていた農家の人に聞いてもタガメは見た事無いって言うのでいないのかなと諦めかけていた。


何度か通ったがいつも昼間に探しに行っていたので、やっぱり夜の方が活動しているんじゃないかと思い、今年2017年の夏、初めて夜行ってみることにした。


なんか虫やら魚やらいろいろ表に出てきていて昼間とは違う感じ。

ミズカマキリ
ミズカマキリ

コオイムシ
コオイムシ

ガムシ
ガムシ

タイコウチ幼虫
タイコウチ幼虫

しかしタガメは見つからず。


諦めかけたその時、





「おおおおーっ!!!」
タガメ1
網にはいったのは間違いなくタガメ。初めて捕まえた、やっぱりここにいたんだという感動で子供と二人で声を上げていた。

タガメ2
結局ここでは計4匹タガメ成虫を捕まえた。

タガメ幼虫
終令幼虫も2匹とった。でもこれはリリース。


持って帰ったタガメ成虫は夏の間水槽で飼育・観察し、良い自由研究になった。

2017年10月25日の記事「タガメ飼育1」に続く

自己紹介

2017年10月13日

もしかして、水生昆虫の”プロ”とまでは言わなくても”セミプロ”とか”ハイエンドアマチュア”とか思われていたらいけないので・・・
多少の自己紹介を。

子供の時から生き物、虫は好きでしたが、わざわざ捕りに行ったり飼育・繁殖させたりするほどでもなく。
上の子が女で虫は嫌いではない(この中3女子、「こないだ塾でゴ○ブリが出た時、手で捕まえて外に捨てたらみんなに引かれた」と言っておりました)のですが、やはり捕りに行くほどではなく。

ということで、はっきり言って(はっきり言わなくても)素人です

「ですます」調なんかしつこいので「である」調に変えよう。



それが下の子が男で、小学生頃から一緒に虫捕りに行くようになった。

息子小2の時の夏休みの自由研究。庭と近所で採集
庭の虫と山の虫


息子小3の時の自由研究。モンキアゲハ、カラスアゲハ、ミヤマカラスアゲハなど、それぞれ春型と夏型がいます。
これ採集自体がまず大変だが、クラスになかなかわかってくれる虫好きがいないらしい。
クロアゲハ

あれっっ?誰の紹介だ?


ゲンゴロウの様子

2017年10月11日
○○ゲンゴロウなどの総称としてのゲンゴロウと名前がややこしいので、ゲンゴロウ(ナミゲンゴロウ、オオゲンゴロウ)のことは他の方のサイトを参考に、私はオオゲンゴロウ(オオゲン)って呼びたいと思います。
理由:大きいので・・・

普段あまり表に出てこないゲンゴロウたちですが、コケの下や流木の下にいるようです。

隠れるゲンゴロウ
大きさは全然違うのですが、顔写真だけではオオゲンゴロウとコガタノゲンゴロウの違いが私にはわかりにくいです。これはコガタノのような気がしますが・・

コガタノ
背中の(へりの)ゴールドのラインが矢印になってるので、これはコガタノだとわかりました。
コガタノとクロゲンは夜はわりとうろうろ泳ぎ回ってます。

ハイイロゲンゴロウはおしりに空気の風船を付けて、らせんを描きながら昼間もよく泳いでいます。
ハイイロゲンゴロウ

オオゲンの甲羅干し
ゲンゴロウ甲羅干し

クロゲンも甲羅干し
クロゲン甲羅干し



こないだ、良く行く池に、夜の観察に行ってみました。コガタノやクロゲン、ハイイロ、コシマなどがいるお気に入りの池です。イモリもいっぱいいます。

昼間はハイイロやコシマ、ガムシくらいしか目にすることが出来ないのですが、夜はコガタノやクロゲンが岸近くを泳ぎ回っているのがよく見えました。網ですくってコガタノとクロゲン、どちらも10匹ほど確認しました。

観察しただけでリリースしましたが、ドジョウを1匹掃除がかりとして連れて帰りました。
ドジョウ
ちゃんと働いてくれてるようです。





過密気味の水槽

2017年10月6日
少々過密気味の水槽と書きましたが、通常状態ではこんな感じで
IMG_6366S.jpg
小魚が数匹いるだけの水槽に見えます。


しかし、いったん餌を投下すると、
IMG_6376S.jpg

どこからともなくワラワラと湧いてきて、
IMG_6381S.jpg


祭りだ 祭りだ−!
ゲンゴロウはなかなかでっかいので迫力があります。やっぱり過密かな




んっっっ?
IMG_6266S.jpg
水槽の住人の紹介で、ガムシのこと忘れてました。こんなに大きいのに気の毒。
左から、コガタノゲンゴロウ、ガムシ、ゲンゴロウ、クロゲンゴロウ



IMG_6264S.jpg
光の当たり方や見る角度で、緑に見えたり茶色に見えたりするので不思議。
上:ガムシ
下:ゲンゴロウ

水槽

2017年10月5日

玄関に水槽を置いてます(45cmスリム型)。

IMG_6323S.jpg

アクアテラリウムっていう言葉を先月初めて知って、まねてやってみました。
買った流砂以外は、流木も含めて全部近所でとってきたもので作ってます。
ものすごく適当です。水の中でも良いやつ、陸の上が良いやつ、全然分からないので最近枯れてきたのもあります。

IMG_6320S.jpg
小さいモウセンゴケもとってきました。

でも普段は、計300円(税抜き)で自作したフタをしてます。
IMG_6324S.jpg

そうしないと脱走するやつがいるので・・・

IMG_6321S.jpg
アカハライモリ

その他にもなんかの川魚の子供です。カワムツ? 
IMG_6337S.jpg

白メダカとかドンコ(小)とか。他にシマドジョウがいるのですがどっかに隠れてます。ミナミヌマエビもいます。
IMG_6359S.jpg

主役はこいつらです。
IMG_6352S.jpg
ゲンゴロウ(ナミゲンゴロウ)、コガタノゲンゴロウ、クロゲンゴロウ。
ほかにもハイイロゲンゴロウ、コシマゲンゴロウ

IMG_6351S.jpg
ゲンゴロウの前をクロゲンゴロウが横切り中

この水槽の中の住人達も全部採集したものです。

ただ、
ゲンゴロウは2ペア4匹
コガタノゲンゴロウ2ペア4匹
クロゲンゴロウ1ペア2匹
ハイイロゲンゴロウ1匹
コシマゲンゴロウ1匹

少々過密状態なので、何匹か採集したところに戻そうと思っています。


あ、白メダカはもらったものでした。

シマリス

2017年10月4日

シマリスですが

やよい2

やよい3

椅子の上や

やよい4

ヒトの上が好きです
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週末の遊びが中心の備忘録です。本州の西の端あたりで遊んでます。

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